なんと!すでにサザエさん、到着しているのか!?
斉藤は一人で待っている不審(?)な女性を発見した。

赤の他人

しかし、こちらには目もくれようとしていない。
おそらく、サザエさんをスカウトした井田漏氏より、サザエさんにはこちらの予備情報は入っているはず。

けんけんさん
32才 男 A型
小さな会社の役員・植木職人…
神奈川県
7月16日生
普通の友達探してます


したがって電話なり、直接声をかけてくるはずだ。
ということで人違いということで一件落着だ、変に流し目などせずによかった、あぶないあぶない。
(なんだったんだ)


と、ホっとしているときに、なんと!!

・・・・・HIDE到着、その直後砂川さん到着だ。
「よかった、マンツーマンで面接にならなくてよかった・・・」と
ちょっと安心したヘタレな私である。

と、気を抜く寸前に、なんと!!


斉藤の携帯電話(ピッチともいう)が、けたたましく鳴り出した。
着信音は、今日から設定した「ルパン三世」の音である。
私は平静を装いながら電話に出た。

斉藤「もしもし、総師です」

サザエ「斉藤さんですか?はじめましてサザエでございます〜」

私はこの一声を聞いて、なぜか血が騒いだ。
ガチンコ紳士クラブを軌道に乗せた米田鬼コーチには申し訳ないが路線変更することにした。
そのテーマはなんと!!





そう、アイドルになるための登竜門、ネオフリーバーズアイドル学院である。
しかし、いきなり「サザエでございます〜」なんてかましてくるとは、何者だ?
本物のサザエさんなのか!?と用心して(?)あたりを見回す。
そうすると、、



「来た来た、サザエさんクリソツだ、むふふ」
と思ったが私の心は複雑だ。

「アイドルと呼ぶには無理があるんじゃぁ(謎)なんて絶対に思っていないが

これから伝統をつくっていくはずのアイドル学院、初回から頓挫か!?
しかし、このサザエさんをアイドルにできないようでは、私は名伯楽失格である。

もう、これはお茶の間のアイドルに育成するしかない、私は決心した。
サザエさんは、第一期生にしよう、と勝手に決めた。
そして、心を鬼にして私はこう返答した。

「姉さん〜!ひどいや(謎)」

いきなり私も本気だ。カツオでジャブを放ったのだ。

などと、魂に気合を入れていると、帝王がラストに現れた。
そして次の瞬間、いきなりこんなことを言い出した!

「こんにちは!マスオです」

どうやら、本気でマスオに立候補したと判断していいようだ。

各自、策略謀略を心に秘め、車に乗り込んだ。
席次は無理矢理、砂川さんを助手席に前もって乗り込ませていたため
自動的に私の思うとおりの展開にすることができた。

両手の花(?)のサザエさん。いきなり盛り上がる車内

ようやく厚木にむけて出発した我々は道中、他愛もない話でけん制しながらも
会話ははずみ、平穏無事に球場に到着できるかな?と思ったその時、
HIDEがサザエさんに向けて、こんな爆弾発言をかました!!

その爆弾発言とは!